丁寧な扱いで生まれるもちかつを
一昨日から新居漁港・福田漁港で水揚げがはじまりました”もちかつを(モチガツオ)”はカツオの魚種のことではありません。
遠い黒潮の洋上からはじまる漁師さんの丁寧な扱いから生まれるモチモチ食感のカツオを”もちかつを”と呼んでいます。
※写真協力:舞阪漁港漁徳丸
もちがつをは遠い黒潮の洋上で船の両舷から腕のように開く曳き縄竿を開き、幾本もの曳き縄の先にバケ(疑似餌)を付けて曳く(トローリング)して食いつくカツオを漁師さんが釣り上げます。
カツオが付いた曳き縄を漁師さんは一本づつたぐり船まで曳き寄せます。
カツオの群れに当たれば幾本もの曳き縄にいっぺんに食いつきますから船上はまさに戦場ともなります。
手元に掴んだカツオの後頭部を漁師さんはすかさず船べりなどに叩きつけ、即締めしています。
ここからもちがつを作りがはじまります。
美しく、しっかりと冷やし、冷やしすぎず遠い港まで持ちかえるためにカツオを氷に直接ふれないよう、氷を敷き、厚いビニールを敷いて直接氷がカツオに触れないようにセッティングしています。
往路数時間、復路も数時間の沖からカツオはぶ厚いスポンジの敷き掛け布団に寝かせます。
擦らさず冷やしすぎず、即締めしたカツオは硬直せずに眠るようにして漁港まで戻ります。
もちかつをの柔らかさはこうした漁師さんの丁寧な扱いで生まれるカツオです。
もちろん水揚げ時も獲りだしたカツオはぶ厚いスポンジの上にあげ、丁寧に扱われて市場に並びます。
早朝(日が変わってすぐですから午前1~2時(漁場への距離によって違います)に出漁して午後に戻るハードな漁がカツオ漁、こうした漁師さんの努力で水揚げされたもちかつを、さらに丁寧な扱いでお届けします。
モチモチとしたもちかつををお楽しみください。
お問い合わせは
遠州灘の活魚鮮魚を購入希望のお客様は090-3511-8670加茂貴道までお問い合わせ・ご注文ください。
※海老仙ホームページ
※うなぎくらぶ(通販)
※海老仙取扱魚介類
※浜名湖の魚介類
※「今旬」旬魚最新情報
※海老仙の育てる浜名湖うなぎ