舞阪漁港底曳き漁のエビ アカザエビ・アカスエビ・ナンバン

海老仙

2017年03月06日 08:00



舞阪漁港に水揚げされるエビのほとんどが底曳き漁(小型一艘曳き 漁期:9月1日~5月15日)で水揚げされるものです。

最も大型に育つのが市場名「テナガエビ」と呼ばれるアカザエビです。生食できることから舞阪のイセエビともいわれ(舞阪ではイセエビより高価)和食に、多くはイタリア料理で用いられます。(イタリアでは近似種のヨーロッパアカザエビが用いられる)

頭や長いハサミ脚などは身から外して別によいエビ出汁をとるのに用います。舞阪では味噌汁にして使われます。



舞阪市場名アカスエビは底曳き漁でアカザエビと共に最も期待されるエビです。

殻を剥いて生食で楽しめるため同じ深海のエビの甘エビ同様に使われることから舞阪の甘エビとも呼ばれます。

新鮮なものは刺身で楽しみますが氷を直接当てるとやがて色が黒変するために袋に入れ氷を直接当てないようにします。

深海のうまい脂を持ち、寝かせて旨みを引き出すことができます。
茹でて保存がきき、さまざまな料理に使える万能エビとしても用いられています。



アカスエビより頭が大きく水揚げ時に深紅に見えるエビは市場名はナンバンことツノナガチヒロエビです。

時にまとまって獲れることがありますが頭が大きく身が小さく、生食では脂が強いため向かず、煮付けや天ぷら材料として用います。

各地で獲れ「トウガラシ」などと呼ばれますが舞阪では「ナンバン」は真っ赤な色からでしょうか。

底曳き漁では他に少量水揚げのコシオリエビ・ボタンエビ・ミノエビなどが混ざり、時に取引できるほどの数が揚がることがあります。

お引き合いください。

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